ンケダソ

パラダイスの夕暮れのンケダソのレビュー・感想・評価

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)
4.0
アキカウリスマキマラソン#1。労働者三部作一作目。

bgmのピアノとポップスのコントラストが良い。
タバコの渋さとラストのソ連の大型船に痺れる。

動くのは口と視線のみ。徹底したまでの無表情。如何に。

時代や映像の質感が違う事でまた新しい北欧の表情が見られた。退廃的、だけれどもネガティブではない。

私はこの作品をプロレタリア映画とします。そして監督を北欧の小林多喜二ともします。あゝ、蟹工船。

最初の一本でだいぶ心を掴まれた。残りの作品が沢山残っている事が嬉しい。
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