このレビューはネタバレを含みます
15分という短い時間の中で、映像の美しさと幻想な雰囲気が盛り込まれていて、すごく世界観にのめり込めた。
絵本のように語り手がいて、黒猫が人生で1番大事なものを探しにいく。自分にとって大切なものって何だろう。大切にするってどういうことだろうと、ぼんやり思った。
アイデアが凄くて、奇人の3人のビジュアルや持っているもの、それぞれの登場するシーンが全く違う世界観で良かった。
2人目の女の人のドアが開くと列車として進んでいくのが息を呑むように美しかった。
孤独を癒してくれた少女を大切にしたくても、自分がそばにいたらできない。だから離れる。儚さのある幻想世界。とても良かった。