海

哀れなるものたちの海のネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

所有したがる男たちをすり抜けていく物語
中世×近未来×フランケンシュタインのファンタジックな世界観にエログロと現実を生きる人間の感情が混ざり合っている
最初「脱ぐ必要ある?」とか思ったけど、性を通じて他者から支配されることを描くなら必然か
幼児からセックスシーンまで演じるエマ・ストーンが凄い
大袈裟なパフスリーブのドレス、口から出るシャボン玉、ラッセンみたいな空、舞台が変わるたび挟まる「リスボン」「パリ」等のアイキャッチとか 好きなポイントがけっこうあった
ゴッドを憎みきれないのは彼自身が虐待されていたことへの同情と、父性を感じる芝居のおかげか
第一印象 急に何こいつ?だったダンカンにめちゃくちゃ笑わせられた
不協和音の中のダンスと娼館の外で喚いてるシーンが最高
どこの風景なのか分からないエンドロールまで観入った
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