哀れなるものたちのHinakoのレビュー・感想・評価

最初から最後まで、ベラのなんて生き生きした顔！ベラは、自分が見たもの触れたもの、体験したこと全てを吸収して、ただ純粋に喜んで悲しんで、時には疑問を抱いて反発して、自分の意思で人生を作り上げていった。「良識ある社会」に染まっている人間たちには出来ないことを、良くも悪くもベラは見事に全部やってしまった。ヨルゴス・ランティモス監督って本物の変態なんだろうなって改めて思った、色んな意味で。