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哀れなるものたちのqueririrrrのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

評判通りたしかにフェミニズムを全力で肯定し、女性を祝福し、エンパワメントをする奇妙で壮大な人生讃歌の映画でもあったが、作中のセックスというか性欲の取り扱われ方?まあなんだかその辺りのあれこれについてなんだかもやついた思いを抱えて映画館を後にした
まったくうまく言葉にできないけれど、なぜあそこまで徹底して彼女の性欲を描かなければならなかったのかいまいちわからない。ベラは型破りで常識を叩き壊す、探究心に満ちた人間であり、20世紀の女に大きな解放をもたらすものとして間違いなくセックスと知性があったと思うが、単純に作中内での前者と後者のバランスが圧倒的に前者に比率を置いていたからかなんだかベラの知性のインパクトに欠けていたような気がした
まあそんなこともいえども挑発的かつとてもいい映画ではあって、特に美術や衣装などのビジュアル面は心底に魅力的だった。何よりエマ・ストーンの演技がどのシーンも素晴らしい……
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