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哀れなるものたちのtoshnのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2
フルコースの料理のような重層的な満足感。
世間の常識を根底から覆す傑作。
大好きなランティモス作品なのだが、エロゲロ鼻血に変なダンス、と彼が好きなモチーフは満載だがなんかいつもと違う。起承転結がしっかりしていて、制作にお金をいっぱいかけられるようになって、美術とか衣装とかCGとかが豪華すぎてランティモスらしくないと感じるのか。今作は世界観がティムバートンっぽかったのが少し淋しいというのは贅沢か。エマストーンの熱烈ジャンプは最高だな。セックスとは単なる生理現象なのだ。彼女がアカデミー主演女優賞を取れてよかった。
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