このレビューはネタバレを含みます
怪作
賞的な話をすればたぶんoscer取ると思う
ゴッドのベラに対しての愛がホンモノなだけに庭園にいる魔改造動物たちの存在に鑑賞者は捻じ曲げられるが、そこに固執している暇などない展開と性描写
執拗なほどの性描写って逆に際立たせたいオチや存在があることが多いし、実際に終盤のベラの凛とした姿にはこの映画の全てが詰まっているように見えたけど、娼婦仲間との性シーンは(ベラが世界を知る、体験する過程なのだろうが、その後すぐに結婚式の展開になるので)少し困惑した
娼婦のママ、ハリーポッターのフィッグおばさんだよね、良い役だった
ベラに自分は善人ではないこと、善人である必要はないことを教えてあげた存在に見えた
外の世界は振り切ったほどのワンダー(ティムバートン)感
ちょっとモノクロからカラーになった変わり目を覚えていなくてもう1回見たいかな
エマストーンは確かシニカルコメディ作品で男性1人と2人で全裸作品があったはずだけど今回はそれ以上
ハルクさんの勇猛な胸毛と将校の元フィアンセの並んだバッジたちはベラと相対するオスとして良い胸(胸元)だった
でも終わり方というか表情のオチはプロミシングヤングウーマン
将校のアヒル化にここで序盤に抱いた鑑賞者自身のモヤモヤした道徳感をくすぐられて面白がれないところ、そしてベラの笑みにもしかしたらゴッドと同じ道を歩むのではないかというカタルシスが良かった