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哀れなるものたちのjerryのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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この人(ヨルゴス)ほんとやる事がブレないなぁの一言。
女王陛下に続いて美術も衣装も素晴らしかったし、BGMが世界観の構築に一役どころか二役も三役も買っていた。
露悪的でグロテスクだけど、一人の女性の成長譚なので、今回は不思議と後味が良かった。性描写の多さはおいおいと思ったが、最後まで見ると成熟への通過点か?と思う。あくまで自身の選択という流れだし(インティマシーコーディネーターも入れているらしい) 。一昔前なら性被害や暴力に合いそうなシーンでその流れにならない事にも安堵する。
エマの幼児期の芝居がもうすぐ2歳の姪っ子とほぼ一緒で笑ったし、マークラファロは良いヤツ役も好きだけどクソ野郎役も大歓迎です。
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