kだま

哀れなるものたちのkだまのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.3
2024年4作目。
3月に行われるアカデミー賞はオッペンハイマーと哀れなものたちの2強ということで、本作の公開を首を長くして待っていました。

一言で言うと、とても衝撃的な体験ができる作品で、個人的には好みの作品でした。

ラ・ラ・ランドが自分のベストフィルムなだけに今回のエマ・ストーンの体を張った演技には驚かされたけど、「ベラ」というキャラクターを通してみると、そこまで不快感はなく、むしろ自己主張が出来る強い女性だなと感じました。

時代設定的には、100年以上前なはずだけど、映像が凝っているのか全然古臭くないし、音楽もずっと不協和音で不気味だけどそこが「ベラ」の不完全さを表しているようでとてもマッチしているように思いました。

また、婚約者とのプラトニックさとマークラファロとの快楽だけの関係が対比?になっていて、どっちがベラにとって良きパートナーなんだろなんて思いながら見ていました。
kだま

kだま