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哀れなるものたちのSALTのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
フランス映画らしい空気感漂う、エマストーンが天才的な映画。

主人公ベラが、自分を確立できていない状態から挑戦し自ら経験を通すことによって、アイデンティティーを確立していく姿が良かった。
娼婦館のマダムが、幸せなことだけでなく恐れ憎しみ全て経験することで、人格者(一人前)に近づくと言っていたが、人生はやはり自分で経験しないと分からない。そんなシンプルなメッセージがあったと思う。


演出面で衣装は言うまでもなく、素晴らしい。画面を白黒にしていたのはどう言う意味があったのか。。。赤ちゃんの頃の思い出。。。?
容赦なくエロとグロをぶっ込んでくるあたりと、映像の雰囲気(荒さ)がそこはかとなくフランス映画の香りがする。
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