くぼたえいが

哀れなるものたちのくぼたえいがのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
映画って総合芸術なんだなーと思わせられる作品。
予備知識無しだったので、勝手に「『パンズ・ラビリンス』の大人版みたいな感じかなー」って思って観たら全然違った笑

純粋無垢でもガワは大人であるベラの成長を通し、社会の残酷さや人間の気持ち悪さに気付かされる。
「哀れなるものたち=ベラ周りの男」って印象が強かったけどどうなんでしょ。
人間全てを包括してるのかしら。

エマ・ストーン、ウィレム・デフォー、マーク・ラファロ、役者陣の演技がお見事過ぎてエログロナンセンスな世界観がハイパー際立つ。
そして何より、このメンツを束ねてしっかり面白い作品を生み出すヨルゴス・ランティモス監督すげー。
こりゃアカデミー作品賞ノミネートも頷ける。

すげー余談だけど、鑑賞後、一緒に観てた妻に「(オレのフェチ的に)エマ・ストーンがムチムチ豊満ボディだったら集中出来なかったぜ〜」って言ったら「きも」って言われた。
今日は熱烈ジャンプお預けやね。
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