どぐう

哀れなるものたちのどぐうのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
魚眼レンズの使い方と、モノクロ→カラーの切り替えタイミングが素晴らしかった!!すごく惹き込まれた...!!

男に搾取されかけた女が自我に目覚めて自由を手に入れる作品。遠回しにフェミニズムを促してた〜

ベラの一人称の変化とか仕草の変化とかすごく些細だったけど時間が進むにつれて1人の女性として成長した姿を見届けられてよかった。エマ・ストーンの女優魂に脱帽!!ファッションと映像の色味、カメラアングル全てが天才だった。ぜっったいに地上波では放送できない内容、映像だから気になってる人は是非、映画館でみることをオススメします。(が、そんな気軽に人に薦められるような作品ではない...)

以下ネタバレ↓↓↓
モノクロからカラーの切り替えタイミングって、ベラが自由に羽ばたきたいってなった時だと思う!!ベラが家の中で淡々と過ごしてた日常はつまらなかったからモノクロでだんだん色彩鮮やかな視界になってきたのかなって考察。あと、最後のシーン。ベラは人体実験を経て生まれた人間だけど最後は自分も人体実験する側の人間になっちゃって、世の中の残酷さをみたような気がする〜
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