最高でした。おフェミな女性解放のみならず、包括的な人生讃歌。
良識的な社会で哀れなるものたち(ほぼ男)の欲に絡め取られそうになりながらもやがて独り立ちしていく物語。
マーサとハリーと出会って、アレキサンドリアのシーンが個人的ハイライト。
踊り出すエマと取り繕うマークラファロのシーン最高。歌と踊りって人間の遺伝子レベルで何かあるに違いない。
結婚して終わりじゃ泣くよ！？と思ったら最高のラストが待ってました。ヨルゴスランティモスで最高のラストになるとは！笑
仕方なく、ではなく好きで好奇心があって娼婦を選んで。公平なシステムを提案するも採用されず、自己開示させてジョークで和ませて自分の不快を取り除いてより良い仕事をしようとして。貯まったお金で学校に通う、パリのエマが逞しかった。
ヨルゴスランティモス、魚眼レンズ好きねぇ
エンディングに小物の詳細見せてくれるの良き。衣装からなにからなにまで美しかった。
籠の中の乙女を見たのは随分昔だったけど、めっちゃ思い出した、ヨルゴスランティモスは昔から一貫していたのだ。エログロや奇抜な設定に惑わされがちだけど。
お家で待ってくれてたおチビちゃんがどうやって成長してくれるのか楽しみだ。
