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哀れなるものたちのtmyのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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残酷さとか背徳みたいなやつをコメディと美術の可愛さ、音楽のシュールさ、絵も覗き見ているような不思議さで全体を優しく包んでめちゃくちゃ明るくしてる。

めっちゃ現代かと思ったらファンタジーだった。

無垢、無知、常識、良識、かなりぐちゃぐちゃで筋が通ってないように見えるけど、ここの集合体が社会で、どの個体に触れ合うかで偏りが出る普遍的なことでもある。

子供だと弁が立たないからダメ!で押さえつけられるけど、大人だと無意識の自制を求めて叱れない、もしくはコミュニケーションを放棄しつつも奔放さに憧れる、魅了されるみたいなアンバランスさをストレートにやれる。
籠の中の乙女に芯はにてるけど、現代の価値観を入れつつ皮肉もあってより混み合ってる。
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