人間はみんな哀れなんやなと思った。
金、人に依存したり、純粋だからこそ騙されたり、人の純粋さにつけ込んで自分の願いを叶えようとしたり、同じことを繰り返したり。
どう在りたいか考えさせられる作品。
主人公の純粋さと自由奔放さはとても魅力的で、そんなふうに生きる姿に人は魅了されるんだろうと思った。
あとスラム街を初めて見た時の主人公の反応に、自分が今どれだけ人の悲しみに鈍感になっているのか思い知らされた。
スラム街で亡くなった赤ちゃんが溝で寝かせられているのを見て寄付をする主人公が、その寄付金を騙し取られてしまうのも、騙し取ってしまうのも哀れだった。
