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哀れなるものたちのkentarismのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0

撮影が印象的。
ズームの気持ち良さが脳に引っかかっていて、後から分かったのはミヒャエル・バルハウスの撮影を参照したとのこと。通りで自分が好むはずだ!と納得。

去年話題になったバービーよりもずっと好きかな。男性視点だとどんなコミュニケーションが女性の抑圧に繋がるかに自覚的になる。

道徳感や倫理感のなさに賛否分かれるだろうけど、そういう理屈で否定するのもなんか変にも思っちゃった。

それらを都合よく使って女性を性的抑圧する劇中の男性のようだし。綺麗事に収めないのが個人的には好きかな。監督と脚本がアメリカ人じゃないのが効いてる。
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