加藤才紀子

哀れなるものたちの加藤才紀子のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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ヨルゴス・ランティモスさんは
「聖なる鹿殺し」以来でちょっと久しぶりだった。

大切に大切に育てられたベラが、
自ら外の世界へ冒険に出かける。
何が起ころうとも、悲観的にはならず、
自分の中へと吸収し、相手との対話を試みる。社会に呑まれない清らかな美しさが貫かれていて、それはきっとベラがベラ自身をちゃんと愛せているからだろうなと思った。
そして私は映画が好きだー!ありがとー!みたいな気持ちで外に出た。
加藤才紀子

加藤才紀子