こーじ

哀れなるものたちのこーじのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
圧倒的なビジュアルとエマストーンの演技力で魅せる悪夢的な寓話。
序盤は日本でこの役出来るのは吉高由里子かなぁ、と思いながら見ていたが、次第にこの役を出来る役者は日本にはいないなと思い直した。幼児からインテリまで演じ分けるエマストーンは凄まじい。
ラスト付近になり良い話に傾くのかと思えば、変なギミックを入れて予定調和を跳ね除けてしまうのは、思わず苦笑してしまった。
映像的には女王陛下と同様に下からのアングルが多用されており、これが決まっていた。
これがフェミニズム映画なのかはよく分からないが、完成度の高さと奇妙な展開はやはりヨルゴスランティモスしか味わえない中毒性あり。
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