kanako

哀れなるものたちのkanakoのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.5
2024年1本目。
主人公ベラの変化を見ているだけで興味深く面白い。
奔放に成長し、女を支配したい男達を知性で蹴散らし、自己を解放していくベラだけど、最終的に行き着く支配と淘汰にちょっと複雑な気持ち。。
映像も衣装も音楽も何もかも美しくヘンテコなのに、その狂気の中にあるテーマも全てが見事に調和されていて圧倒的。
序盤と終盤のロンドンのシーンがまとめて撮影されたと聞いて、エマ・ストーンの力量に心底感心してしまう。
ウィレム・デフォーやマーク・ラファロの演技もやはり流石。放蕩者なラファロさんが珍しくておもしろい。
R18なのは承知してたけど予想以上で若干しんどかった…
kanako

kanako