古川

哀れなるものたちの古川のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.6
かなり面白かった。
最近観た映画の中では一番の当たり。

序盤はミッドサマーも顔負けの不気味な映像から始まり、相当な緊張感があるのだが、それが緩和された時の笑え度合いが半端じゃない。
個人的には、アイロニーマシマシのコメディ作品だと受け取った。

最初は不協和音で単調だったBGMが、ストーリーの進行と共に、協和音になって表現力も増していくあたりも、総合芸術としての作り方が上手い。

ここまでエグめのエログロナンセンス要素と、高いストーリー性を両立している作品は珍しいので、そういうのが平気な人にはぜひオススメしたい。
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