さ

哀れなるものたちのさのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.1
服装や、ベラ視点の鮮やかな世界がキュートで綺麗だった
鑑賞後、頭の中を掻き回されたような感覚
ごっちゃごちゃになってる
白黒の閉じ込められてる子供時代から、冒険を始めて色づいていく世界、将軍の色彩のほとんどない監獄のような家
初手から不協和音全開で、不快感凄かった(褒め言葉)
ぐんぐん他の「生」を取り込み成長していくベラについていけない人もたくさんいるけど、力強く1人の人間になっていく過程が凄かったしこれを演じ切るエマストーン半端ない
倫理観ってなんだろうな、とずっと考えてた
アインシュタインの「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない」という言葉がパッと頭に浮かんだ
あくまで世界って、その人視点で出来上がってるから、私から見た常識はずれな行動もその人にとっては当たり前だし
観る人によって、意見がめちゃくちゃ分かれてきそうな映画だなと思った
性に目覚めて冒険に出たけど、その先の冒険で知にハマっていって強く賢く成長していくのがすごく好きだったな
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