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哀れなるものたちのRhuzervのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

個人的にはあんまり刺さらなかった…

ベラの人生を描くにしても
そういうシーンが多すぎるのと
人間的な発想をしないから奇異の目で観てしまう
ラストに向けてより人間らしい、女性らしい考えた方になっていくけど、
中盤では子供に殴りかかろうとする時もあれば
下級階層の子供に憐れみの感情を抱き
ダンカンの人生を崩壊させた
傍から見て簡単に言うとヤバいやつ

しかし昨今の世界では
精神障害や脳年齢と身体年齢が違うことから
そのヤバいやつという偏見を抱くことはタブーになる流れになっている
結果的にベラという人間に同情も出来ないし、かといってそういった先入観で彼女を見れないので
ベラという人間をどういった感情で見ればいいのか分からない
映画自体が自分には刺さらないという結果になってしまった

ベラが手術によって
胎児の脳と自分の脳を入れ替えていたっていう
事実の判明を後半に持ってきてたら
ある意味ミステリーとして楽しめたと思うけど…

けど良かった部分も沢山あった!
エマ・ストーンの冒頭の演技も良かったし、
ウィレム・デフォー演じるゴッドの顔の造形とか凄い好き笑笑
何よりもこの作品の街並みや空が不自然な綺麗さ、神の悪戯の作り物感があって面白い笑笑
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