Kanna

哀れなるものたちのKannaのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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いんやーーむず、つかれた、とりあえずぱっと見の初手の感想は"シザーハンズっぽ〜"、構想とアートワークについていえば多寡はさておき意識されているのだろうな。カメラワークや音楽の使い方も含めてリアルとファンタジーの間でありカオスとコスモスの間で待ってるよ的な。知らんけど。知性を獲得する過程、この目で見た世界を消化/吸収/実感する異様なスピード、社会的な優劣への気づきを得て絶望、からの性的な優劣への気づきを得るベラ、その頃にはもう精神と肉体がバッチリ繋がっていて上手にしっかりと歩けている様子。ダンカンが女を売ったベラにあれほど強烈な怒りを覚える理由と愛の根源はなんなのか理解ができないのは私がゴリ現代の人間でありまっすぐに女だからなのか。支配欲、泣き言、説教、老女と青年ひっぺがし、カネへの執着、人生の崩壊、つくづく二枚目オトコって思慮が浅くてバカだなーとなり(主語デカ)、そんな奴らだけがこの世の全てだった時代は終わったんだぜ!社会で生きるってそういうことじゃなくなったんだぜ!のメッセージを受け取った。ある意味彼女なりの"improve"なラストのメインディッシュは後ろ向きの感情?ゴッドへの愛や尊敬のあらわれ?どっちもおんなじぐらい?えっもしかしてぜんぜん違う?結構いろんな人がいろんな感想と考察持ってておもろい、これだからFilmarksやめらんねー!
こんなキモい(褒めてる)映画を自分なりに咀嚼できる(できなくてもしようとする)人を愛したいのお気持ちがこちらとしては大変強いしそういう人の愛に触れたときに私の脳にも電流が走って目をかっぴらくはずなんだけどな〜なっかなかいねえよな〜
Kanna

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