クリストフォルー

ボーン・スプレマシーのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)
4.1
“スプレマシー(Supremacy)”とは『先んじて人を制す』という意味なのだろうが、逆を言えば、先手を取って相手より優位に立たなければヤラレルということだ。
1作目が《殺人マシーン》としてのボーンの有能さを愛でる映画だったとすると、この2作目は、ボーンの反撃をカッコよく描くだけでなく、傷を負い痛みを堪えながら、必死に《暗殺者》から脱皮しようとする人間ボーンを生み出す映画だ。遺族に謝罪した後のボーンの背中は、これは復讐がテーマの映画ではないと示している。鮮やかな幕切れのあと、エンディングのモービーの♪「エクストリーム・ウェイズ」が流れると涙があふれ出た。
痩せたカール・アーバンが新鮮だよ。
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