とらのすけ

ブラインドネスのとらのすけのネタバレレビュー・内容・結末

ブラインドネス(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

頭が冴えてる時に見るべき。
そういうテーマか。コロナの影響で感染系を見ようと思ったけど、この映画のテーマはウィルスじゃないんやな。
見えるってのはモノだけじゃなくて、もっといろんな、広義な意味を持ったもので、メインはそっちなのか。
見えない世界で一人だけ見える主人公。収容所で目に入ってくる醜さ、残酷さ、愚かさ。自由になった外の世界で目にするもの。自分は本当に見えているのか、何を見ているのか、何を見るべきなのか。ウィルスパニック映画かと思ってたけど違った。見えている人に対して投げかける、盲目とは何なのか。ハッとさせられる面白さ。
最後のナレーション、次は私が見えなくなる番だ、って。この先この人は、みんなと同じように、同じ景色を見れなくなるんだって事なんじゃないか。