傑作。主役のキタカナが激烈な性格なので必然的に運動の極地となる。椅子から降りる、また座る、障子にパンチする、墓石を殴る、陸橋を猛ダッシュする、回転ベッドと反対方向に這いつくばって動く、鰹節を削る(テンションによって速度が変わる)等。
先生から連絡なくなってからのやつれ具合も良くて、走る後ろ姿が不格好なのが良い。古き良きハリウッドのヒロインみたい。
春画に対する情熱は最後まで見せて欲しかった。(途中から先生に対する情熱にすり変わりすぎというか)
柄本佑との最後の電話の場面、柄本佑が隣の男子大学生に話しかけたタイミングでその学生が肩にかけてるカバンの手持ち部がはらりと倒れるのだが狙ってるのだろうか。