ゆっきーさんの映画レビュー・感想・評価

ゆっきー

ゆっきー

底抜けてんやわんや(1960年製作の映画)

3.5

ホテルのベルボーイが頭おかしいってだけの話でお話がないのは良いが、そもそもジェリー・ルイスの顔が苦手だった。しかしながら擬似ワンカットへの拘りは中々のものよ。
(例:ワンカットで夜▶昼になる、ガラガラ
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.5

もう圧倒的超ベタベタホラーで普通にオモロイ。
お友達の男の子が病院で迷い、廊下の四方から怪物にじわじわ迫られる場面が最高なのだが、まず怪物の姿かたちを説明するかのようなショットを一瞬入れるのは減点では
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アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生(1955年製作の映画)

3.5

女に殺意を持った男が妄想で殺す計画をたてるが別の犯人が先回りして妄想通りに殺人をするという変な話。希望を持たせるようなラストだがいい話なのかどうかも怪しいのがブニュエルらしくて好き。

怒りのあまりに
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ワンダーウォール(1968年製作の映画)

1.0

科学者が隣の部屋を除くと絵に書いたようなサイケ空間が広がっているというお話で、分かりやすく「これがサイケですよ〜」という映像(画面では無い)を延々と90分見せられる地獄。つまらんかった。
ジェーン・バ
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底抜け大学教授(1962年製作の映画)

3.0

大変お恥ずかしながらジェリー・ルイス初。いままでシネフィルぶっていて申し訳ありませんでした。
原題がナッティプロフェッサーと、90sに流行ったエディ・マーフィのアレの元ネタなのが分かる。因みに90sの
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殺られる(1959年製作の映画)

3.0

違法風俗に囚われた女を救いに行くチンピラの話。ヒロインのエステラ・ブランが美人な上にエチボで最高でした。風俗の館に侵入しては囚われ、逃げ出し再侵入を幾度も繰り返す天丼描写には笑えてくる。
個人的には巴
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リキッド・スカイ(1983年製作の映画)

2.5

宇宙人がデヴィッド・ボウイ風メイクのイケてるモデルに乗り移ってセクースした相手を殺すお話。
音楽がスログリみたいな感じ(監督が音楽も担当してるみたい)で大学時代のワシが見たら大喜びしてると思う。
思っ
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五線譜のラブレター DE-LOVELY(2004年製作の映画)

4.0

塾長やその影響下のシネフィル達からは圧倒的に支持されるアーウィン・ウィンクラー作品。泣いた。傑作。MGMでも活躍したコール・ポーターの伝記映画。嫁が結核という難病ものではあるが、血を吐いたり咳き込む描>>続きを読む

電子頭脳人間(1974年製作の映画)

4.0

発作を抑えるべく脳に電極を埋め込まれた人間が狂っていく話で、中々に野心的な画面をしており良い。他作品同様カメラが引いていることが多く好き(もちろん寄せる時は寄せる選択が良い) また徹底的に画面が白く、>>続きを読む

ブラック・レインボウ(1989年製作の映画)

3.5

超えちえちボディ&爆かわいいロザンナ・アークエットが霊媒師で親父と仕事の最中殺人を予言してしまうというお話。ホッジス、なかなかにカメラを引いており、アークエットがホテルマンを部屋に呼び込む場面のショッ>>続きを読む

パニック・イン・スタジアム(1976年製作の映画)

2.5

その名の通りのお話だが犯人がなかなか発砲せず膠着状態が2時間近く続く。群像劇で試合を見ている人々の会話のやり取りメインではあるが当然絵に動きがないので退屈。
ラストのパニック描写はなかなか良かったが…
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グレイ・ガーデンズ(1975年製作の映画)

3.5

ほぼ現実版『何がジェーンに起こったか?』じゃん。
『セールスマン』よりも写ってる人間がそもそも面白いのでこれは好き。ただアップが多くてもっと屋敷も写して欲しかった。

ペドロ・コスタの『コロッサル・ユ
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セールスマン(1969年製作の映画)

3.0

聖書の訪問販売(しかも数万円)という日本では考えられない職種の人たちをおったドキュメンタリーで、その時点でそれなりの興味が湧くし面白いのだが、ワンビンだとかワイズマンと違って展開がない(ドキュメンタ>>続きを読む

スマッシュ・パレス-孤独な暴走-(1981年製作の映画)

4.5

めっちゃ面白い。自動車整備場の中年男性と嫁。不仲から娘と会えなくなった中年男性が発狂していく話。発狂してレーシングカーで公道を爆走する場面がやばいし、よりによって夫の親友とデキる嫁ももっとやばい。地獄>>続きを読む

継承盃(1992年製作の映画)

3.0

大森一樹は初期の気取り似非ゴダール感ださず職人に徹しているとそれなりに面白い。
真田広之がどう見てもサラリーマンなヤクザで、2代目襲名式の媒酌人を立てる話。茨城のテキ屋役の緒形拳がなかなか愛嬌があって
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ルルドの泉で(2009年製作の映画)

3.5

塾長案件である。監督はミヒャエル・ハネケの弟子らしく、ルルドの泉の奇跡をめぐり嫉妬が渦巻くお話で、すんごい嫌〜な気持ちになる映画ではあるが、心理描写を一切せずとも心の機微を描く繊細さがあるのでハネケな>>続きを読む

サイレント・パートナー(1978年製作の映画)

4.0

これは傑作。銀行の窓口の男が強盗を事前察知してどさくさに紛れて強盗を騙し金を稼ぐという話。カーティス・ハンソンによる脚本が見事。(脚本家としては信頼している)
朴訥としたエリオット・グールドと金の為な
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恐怖女子高校 女暴力教室(1972年製作の映画)

3.5

面白い。
ミキティ、池玲子が同じくらいの配分で競演している。
則文らしくタイトルとは裏腹に反骨精神溢れる内容。池玲子が突然タイマンの仁義をカマす場面に痺れまくった。
タイマンの場面の、高い橋の上のロケ
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下郎の首(1955年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

上司のために頑張りまくる下郎=田崎潤だったが…というお話。
セットが最高だしそれを余すところなく見せてくれるサービス精神旺盛なカメラにやられる。地獄のようなお話だが傑作!

しっかし瑳峨三智子まで死ん
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面会時間(1982年製作の映画)

3.5

カナダのホラー。犯人役がスキャナーズのマイケル・アイアンサイドであり、ばちこりミソジニーな時点で既に面白い。
ターゲットもニュースキャスターなのか看護婦(美人)なのか途中でふらっふらっするし、自分の腕
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その男を逃すな(1951年製作の映画)

3.5

70分台の潔いノワール。強盗犯がプールで出会った女(シェリーウィンタース)の家に立てこもるだけのプロットであるが、中々楽しめる。
撮影監督はジェームズ・ウォン・ハウで、隣窓の格子状の影が顔にかかったり
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猟人日記(1964年製作の映画)

3.0

どやりちん(仲谷昇)がやる女やる女何故か死んでいくというお話。後半はバッキバキの推理モノになっていく。
シネスコの使い方は本当に上手いと思う。(この時代の邦画ほぼ全部上手いけど)
阿佐ヶ谷の下宿宿のあ
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パニック・イン・テキサスタワー(1975年製作の映画)

2.5

実際の事件を元にしており劇伴なども一切なくドキュメンタリー的に撮られており、アクションやバイオレンスを期待すると残念な感じになっちゃう。劇中の時間の流れと上映時間がほぼ同一の映画。カート・ラッセルがめ>>続きを読む

ガッチャ!(1985年製作の映画)

3.5

なかなか楽しかった。モテない大学生が欧州旅行中に事件に巻き込まれるユルめのお話。東西ベルリンを舞台にした中盤が珍しいロケーションも相まって好き。冒頭とラストのキャンパス内でやるサバゲーが楽しそう。

曖・昧・Me(1990年製作の映画)

2.0

博多映画。天神地下街などロケーションが良い。裕木奈江はおじさんが三つ編みしてるようにしか見えず全然グッとこないが、ピアノを二人で弾く場面での顔見上げからのキス場面は良い。

ラスト付近で監督の父親であ
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ビヨンド the シー 〜夢見るように歌えば〜(2004年製作の映画)

3.0

ケヴィン・スペイシー自作自演音楽映画で青山真治ATB300に入ってるので見たが普通。撮影は良いが、スペイシーに思い入れ全くない。青山真治ってこういうショーマンシップ万歳的な映画好きだよね。マチュー・ア>>続きを読む

女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

4.0

嫁探しに突然目覚めたヲタクが、周りを観察してナンパに成功する男の行動を表層的に丸パクリして失敗しまくるという話でだいたいエテックスのパターンが読めてきた感じ。
めっちゃ面白いと思う。1番捕まりたくない
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破局(1961年製作の映画)

3.0

短編。手紙を書きたいがアホすぎて書けないというワンシチュエーションを延々と擦り続けるのが面白い。(がちょっと飽きてくる)
最後はなかなかにブラック。

セザール(1936年製作の映画)

2.5

期待してたがイマイチだった。長い…
パニョルの映画は初めて見たがセリフに頼りすぎていると感じてしまった。画面や、役者の動かし方に工夫は感じられず。
ただ、本作は寅さんに影響を与えたらしい…

大恋愛(1969年製作の映画)

3.5

倦怠期の夫婦がいて夫が自分より新しい20歳くらい若い秘書にハマっちゃう話。面白かった。『ヨーヨー』ほどギャグの密度は高くはなかったが。
後ろ向いてて間違えておばちゃんの秘書を口説いてしまう場面はベタだ
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殺人者にスポットライト(1961年製作の映画)

3.0

古城で中世の不倫を再現する劇をやるうちに人が死ぬっていうへんちくりんな話。1人目の死に方が照明に感電するという妙な死に方でなかなか良かった。ラストで城の窓から犯人を撃つのを画面奥行使って着弾まで切り返>>続きを読む

幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

3.5

結婚記念日なので色々プレゼントや花を買って早く帰りたいが交通事情が最悪すぎて帰れないっていうワンシチュエーションの中で、ありとあらゆるネタをぶち込みまくっている贅沢な短編。面白い…!

ヨーヨー(1965年製作の映画)

4.0

傑作だった。落ちぶれた貴族と大道芸で金を稼いでかつての邸宅を買い戻そうとする息子の話で、『グラワドプタペストホテル』を彷彿とさせる。イオセリアーニとかタチみたいなほぼサイレント映画で、車に乗ってて木の>>続きを読む

イシュタール(1987年製作の映画)

3.5

冴えない中年男性作曲家コンビのアメリカン・ニューシネマ的な映画なのかと思いきや途中で舞台を砂漠に移して冒険活劇になってびっくりした。開き直りって投げやりになった時のみ生じる独特のパワーを感じた。ウルマ>>続きを読む

ヒポクラテスたち(1980年製作の映画)

1.0

これまた最低。医大生達のお話だが、こちらもATGでゴダールの猿真似感は相変わらず。零点。

休憩室にベテラン医者の原田芳雄が入ってきて一方的に説教して帰ってく場面は良かったが、原田芳雄のパワーによるも
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風の歌を聴け(1981年製作の映画)

1.0

最低。ATGということで嫌な予感はしてたが若手監督がイキってゴダールの真似しましたみたいな感じで、原作の村上春樹の女自慢話と相まって反吐が出そうになった。
ゴダールは首吊り用に木の枝にかけられた縄を仰
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