ゆっきーさんの映画レビュー・感想・評価

ゆっきー

ゆっきー

ジョナサン ふたつの顔の男(2018年製作の映画)

4.0

傑作。ひとつの体を共有する2つの人格の話で、お互いの行動が分からないが体を預けねばならない事からくるサスペンスがえぐい上に独特のフレーミングも面白い。カメラと役者の距離感が見事な上に私の嫌いなリアクシ>>続きを読む

マーズ(2021年製作の映画)

3.5

面白い。火星移住SFものだが、ただの荒野であって一軒家とそこにやってくる侵入者の西部劇のような感じ。セリフがほぼない上に画面上でも見せないという説明のしなさに驚いた。
あと、あの懐中電灯は退化してると
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ライトハウス(2019年製作の映画)

2.5

ワンショットワンショットはどれも工夫が凝らされており、特に高い建造物と人間を同時に捉えようとする試みによってケレン味のある画面となっているのだが、それらが編集を持って連続した場合にいわゆる「ショット」>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

泣いた。
ロケーションがホント良いね。高低差のある道とか、高さの低いレンガ造り?のトンネルとか。あのトンネルをとぼとぼ歩く松村君が後ろ姿で見ると全く進んでないように見える。

停電の場面で、街が暗くな
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エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

4.0

バチくそおもろい。ゴシックホラー風の母娘のドラマ。夜中に音がして娘が半身体をベッドから持ち上げるのを横から撮るショットが怖すぎて妙に覚えてる。『邪教』のドアから半身体を出す女の場面に怖さの質が近い。>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

2.5

あたしゃショックだよ。エリセがこんな事になってて。なんかそこら辺の並の作家でも撮れそうなんだもん。切り返しばっかで一体どうしたんだよ……
あと映画内映画の方が面白そうってどうなっちゃってるんやよ。
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昼も夜も(2014年製作の映画)

3.0

70分以内の中篇。松戸あたり?を舞台にした中古自動車屋とヤリマンの話。1本筋らしき軸もなくふらふらと話が進むと2014年3月11日に終着していく感じ、群像劇でこそないがアルトマンっぽい感じだ。役者に魅>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

泣いた。
このご時世にバキバキのスタンダードサイズ、『静かなる男』を思わせる原題とアイルランドロケということで否応がなく期待高まっていたが、期待通りに面白かった。
モノのクローズアップを主観ショットで
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緑の夜(2023年製作の映画)

1.5

全然だめだこりゃ。役者ふたりの会話の場面で、役者Aの台詞終わりを役者Bが棒立ちで待ってる感が出ていて、素人が撮った結婚式ムービーみたいなレベルだった。段取り臭いというか。

悪魔(2018年製作の映画)

3.0

塾長が褒めていることで有名な谷崎潤一郎原作の作品。
正直まぁまぁってとこでした。下宿先のJKがエロくて誘惑してくる&隣のJKストーカー男がキモイっていう話は好きだが、妙な色彩で統一された画面がチープに
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悪の愉しさ(1954年製作の映画)

4.0

U-NEXTの音質が微妙で正直何言ってるかよく聞き取れなかったがめっちゃおもろい。完全にフィルム・ノワール。森雅之をいつもの立ちションスポットで絞殺する場面の画面の暗さ最高。憧れの女、久我美子に泣き落>>続きを読む

ファニー・ページ(2022年製作の映画)

3.0

漫画家を目指してる高校生と元漫画アシスタントのキチガイおじさんの話。めっちゃサフディ兄弟じゃん!と思ってたら他の方のレビュー見るとサフディ兄弟プロデュースらしい。監督もちょっとしたんじゃない?これ…>>続きを読む

果てなき船路(1940年製作の映画)

3.5

恥ずかしながら初見。
噂に他がわずフィルム・ノワールみたいな影がバッキバキの画面がやばすぎる。撮影監督はグレッグ・トーランド。お話と言えば、前半はずっと船の上で割と退屈なのだが、後半の何としてもウェイ
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フィリバス(1915年製作の映画)

4.0

イタリアのサイレントは初めて見たかも。変装の達人の空賊の女が飛行船からロープで降りてきて宝物を盗むお話。荒唐無稽の極みで可愛くて楽しい映画。対する私立探偵が仕込む盗難防止の仕組みもアホすぎる。
電気を
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

2.0

ドラマパートが死ぬほどやっつけ、というか作業すぎて、サイレント映画の冒頭みたく全部文字で書いてくれれば話はわかるからそれでいいのに、と思ってしまう。レースシーンだけ画面に映してさ。
東京の場面も撮り方
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異人と霧(1976年製作の映画)

2.0

地獄のようにつまらん146分間。某フォロワーさんも言ってたが、まるでズラウスキー。
マイナー国の個人的な(作家的な)映画はほぼ外れなので期待してなかったが…
ラスト、鎌を持った謎の5人組が上陸して彼ら
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.0

いやぁ〜傑作です。
父の友人(足の裏!)とか給湯器を直さない大家とか腹立つ弟とか全方位にイライラしながらもやることをやる女。ミシェル・ウィリアムズ好きじゃなかったけどこれは良い。そして彼女が電気を付け
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枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

素晴らしすぎる。最高。彼の作品は概ね見とるが彼のベストではなかろうか。ショットのリズムが心地よすぎる。映画館の前で待つ男が諦めて去るのと同時にバシッと切れるネオン。バーで「2人分」を意味する二本指を画>>続きを読む

水を抱く女(2020年製作の映画)

3.5

いやーこーゆーのでいいんですよ。余計なことをしない。シンプル。
しゃくれ男がちゃんとシャクレ声でドイツ人でも同じなんだという妙な感想を得た。脳死なのにガバリと起き上がるの、サイレント期の映画バリの荒唐
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アル中女の肖像(1979年製作の映画)

2.0

さっぱり面白くないのだが、主演女優の衣装だとか当時のベルリンの駅だとか、そーゆーのを見れるのは良いかと。

黄色いからす(1957年製作の映画)

3.5

児童映画。帰還兵の父と初めて会った9歳児の男の子が母をとられるような気がして親子感がこじれていく。かなりリアルな感じがする。最初はなんで淡島千景の夫が伊藤雄之助やねんと思ったものの彼のくたびれた佇まい>>続きを読む

The Cat Has Nine Lives(英題)(1968年製作の映画)

2.5

ムビの西ドイツフェミニズム映画特集にて。ドイツに住む女がフランスの女友達に会いに来る、というお話なんですけどもやたらと観念的で訳が分からない。ニコラス・ローグの『美しき冒険旅行』に似たテイスト。
ワン
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Sambizanga(原題)(1972年製作の映画)

2.0

ムビで見れるが何故かフィルセンで。
アンゴラの女性監督による独立をテーマにした映画で、地獄のようにつまらない。マイナー国の個人的な(アート路線)映画はほぼ外れなので期待していなかったが、、
「意義」だ
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猟銃(1961年製作の映画)

3.5

松竹らしいブルジョワ家庭を舞台にしたメロドラマ。まぁ兎に角カラーが美しすぎる。冒頭、山本富士子宅を訪れる元愛人の連れ子のもつオモチャの赤が鮮烈。
山本富士子と佐分利信の紅葉デートの場面の色も良いし。
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挽歌(1957年製作の映画)

3.0

母のいない超絶かまちょ娘、久我美子がイケオジの森雅之にかまちょ攻撃でまとわりつき、家庭を破壊する。
久我美子自体あんまり好きでは無いし、最悪のキャラだし話にも一向に興味持てなかったが、ラストに行くにつ
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ひき逃げ(1966年製作の映画)

4.0

死ぬほどおもろい。一人息子をひき逃げされた食堂のおばちゃん(でこ)が、ひき逃げしたブルジョワ家庭のメイドになり復習を企むお話で、でこちゃんのこんなヤサグレた演技初めて見た〜

成瀬らしい画面縦方向での
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サタンのラプソディ(1917年製作の映画)

2.5

サイレント。おばばがサタンに若返らせてもらうが…という話。まぁさほど面白くは無いかな。染色がやたら雑で。はみ出たりしてるし。
主演の女優がくねくねしているだけで終わった。ただ彼女に恋をした男の死体を階
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ちょっとフランス風(1949年製作の映画)

4.0

傑作。実は映画制作映画なのだが存在感は薄い。
やたらと警戒でプロデューサーが上部とドロシー・ムーアを女優にするべく無線?を通して掛け合いする場面などのテンポよ。

映画監督役のドン・アメチーが超絶自己
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思ひ出の曲(1936年製作の映画)

4.0

再見。いやぁやっぱドイツ時代で1番の出来かと。歌姫が父親を探しに来るというシンプルなプロットだが、多幸感に溢れておる。ブランコのショットはルノワール『ピクニック』レベル。
某フォロワーさんがおっしゃる
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(1968年製作の映画)

3.0

隠蔽された警官による暴行死を暴くべく、誰にもバレないように死体の首を持ち帰るというなかなかのサスペンスなシチュエーションは面白いのだが、如何せんスタンダードの画面いっぱいに小林正樹の酷い顔芸心理演技を>>続きを読む

世界の涯てに(1936年製作の映画)

3.5

むかーし頑張ってVHSを入手してみたが記憶が無い。ドイツ時代のサークはあまり好きでは無いがこれは上の方の出来だった記憶ある。

大空の凱歌(1956年製作の映画)

3.0

皆さんの言う通り、サークの中では下の方です。

いつも明日はある/明日は必ず来る(1955年製作の映画)

4.5

昔ぴあフィルムフェスティバルで見た。

おもちゃ屋の男と人妻のメロドラマ。画面手前でカチャカチャ動いて机から落ちるロボ?のおもちゃのショットが異様に忘がたい。また見たいね〜

愛する時と死する時(1958年製作の映画)

4.5

記憶ほぼないがサークによる超傑作戦争映画。
要再見。

翼に賭ける命(1957年製作の映画)

4.0

傑作。元戦争の英雄が、わずかな賞金目当てに飛行ショーで命を賭ける話。妻役のドロシー・マローンのエロさ!!クライマックスの飛行前、初めて妻に愛してるというシーンでは死亡フラグ立ちまくり。

R・ハドソ
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風と共に散る(1956年製作の映画)

4.0

昔は見ることの出来るサークの映画はこれ1本だった。
冒頭の黄色いスポーツカー。マンボで踊るドロシーマローンが忘がたい。。。

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