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アポカリプトのゲッシーのレビュー・感想・評価

アポカリプト(2006年製作の映画)
3.7
この映画の主人公ってランボーの先祖らしいな

最近、南米の古代文明(アステカ、インカ、マヤ)のグロい生贄文化について謎に興味を持ちネットで色々と調べまくった事があった そんな中でマヤ文明を舞台にしたこの映画が気になり配信終了間近のアマプラで駆け込み鑑賞

思っていた物とはちょっと違ったけどまあ面白かった
観ているうちに世界観にグイグイと引き込まれていく
傷口に蟻を挿し込んで治療するシーンとか街のシーンとか過酷な環境に置かれた労働者のシーンとか…当時の様子を知るとても良い勉強になった それにしても下ネタ好きだなコイツら
しかし2時間以上ある作品にしてはちょっと内容が薄い感じがした もう少し纏めるか何かを付け足すか出来そう 冗長すぎ!
終盤は自然をフル活用したエキサイティングな鬼ごっこ

侵略部隊のリーダーのおっさんが、右目の腫れて塞がっている息子の頬の辺りにナイフで傷をつけたらその右目が開くようになるシーン、あれはどういうことなの…瞼と頬は繋がっているのか

正直言って、メソアメリカ文明の人身供犠の文化は野蛮だとしか思えない
皮を剥ぐだの心臓もぎ取るだの肉を食うだの…俺には到底受け入れられないものがある
西欧人の征服によってそのような文化が淘汰されて、更にドン引きした西欧人が史料等を焼き払ってしまったのも当然の事だと思う
生贄の文化に関してはメソアメリカに限らず世界中の至る所で、口減らしや結束の強化、ルールの徹底や娯楽など意義が沢山あるらしいけど…。

戦士よ!恐れる事はない!お前の血が世界を作る!新しい時代の生贄となれぇ(吹替下手)!
これぞ神のしんぞーう!

令和3年 174本目
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