メルギブソンはなぜかこのての作品好きですね。メルギブソンの演技はあまりにも胡散臭いけど、ブレイブハートもこの作品もめちゃくちゃ面白かった。
簡単に言えば爽快アクションであったが、手持ちカメラのブレを利用した臨場感や、ここで、このキャラクターは死ぬべきではない、という場面であっさり殺したり、キャラクターをいい意味で大事にしておらず好感が持てた。
ジャングルの中でひたすら追っ手から逃げるマヤ族の若者の話ではあるが、ジャングルでの逃走の心理描写、差し迫る迫力が飛び出してきてハラハラしっぱなしであった。
普段あまりアクション映画は見ないが、至るところ至るところ予定調和ではない予測不可能な演出が待ち受けていたので最後まで飽きずに楽しめた。
ブレイブハート同様、観るものを惹き付ける見えない引力がそこにはあり、独特な磁場で形成されていると思う。マヤ族のトライバル調のタトゥーや装飾がリアルに再現されており素晴らしかった。
