おーつ

アポカリプトのおーつのレビュー・感想・評価

アポカリプト(2006年製作の映画)
4.7
みんな大好き『アポカリプト』!!中々グロいという評判を耳にしていたので家族が寝ている深夜に独りで鑑賞。いや〜、心拍数上昇、交感神経ビリビリで、眠気も吹っ飛ぶ覚醒状態。観終わったのが1時過ぎだったのですが、結果4時くらいまで眠れませんでした。ずっと頭から離れないんですもん。笑

眠れなかった要因として、視覚的に刺激が強いからってのもあるのですが、
それ以上にラストの展開なんですよ!
ラストの展開で「えぇぇぇ!!!」と思っていたら束の間、暗転からの監督:メルギブソンのエンドロール。
余韻が半端ない!笑
そこはネタバレになってしまいますので書きませんが、ようやく皆さんとの会話についていけます。
それだけでも映画好きとして嬉しい。
しばしば自分の映画を観ている量が少ない事に悔しさを感じていましたが、考え方を変えればまだ観てない面白い映画がたくさんあるワクワクが人一倍多いわけですよね。

いや~、メルギブソン、
あの終わり方だけはないよ、、。
面白すぎる。

このまま結末について書きまくっても良いのですが、映画鑑賞の記録のためのレビューでもあるので全体的な感想をここから述べていきます。

同監督の『ブレイブハート』のレビューで、「自由のために全力で生きた人」の描き方巧いと述べていましたが『アポカリプト』はそれ以上でした。
『ブレイブハート』はテーマがスコットランド独立だったので、13世紀の情勢が大きくストーリーに影響していましたが、『アポカリプト』は「自由のために生きる人」を「走って逃げる」だけで表現しているんです。
この洗礼された構成は『マッドマックス怒りのデスロード』にも通ずるものだと言えるのではないでしょうか。
あらゆる要素をとにかくろ過していって、「逃げ切れたた自由、ただし追っ手はフル武装」だけを丹念に描写した後半。
だからこそラストに衝撃展開をもってこられた時の余韻がすごいんのだと思います。

最後に、
メルギブソン作品、これからは午前中に観ようと思います。
頭から『アポカリプト』を忘れさせるために、今日の朝は『22ジャンプストリート』を観ました。
口直しじゃあありませんよ。笑
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