ヤスヤス

アポカリプトのヤスヤスのレビュー・感想・評価

アポカリプト(2006年製作の映画)
3.9
全編マヤ語、しかも無名のキャスト、かなりの異色作と言える。
冒頭、密林の中の彼らの生活はドキュメンタリー作品のよう。
一転して、中盤のマヤ文明中心地あたりの場面は、どこか別の惑星のようでもあり、「スターウォーズ バーフバリの帰還」あるいは「マッドマックス 怒りの惑星」といった趣き。
後半の逃走劇からは、アクション作品として、単純に面白い。ただ、前半のストレスに見合うには痛快さが足りないが・・・
メル・ギブソン監督作品は、初鑑賞だが、やはり思想的な偏りが匂う。残虐シーンの過度の誇張は、キリスト教を携え、未開の地を侵略した西欧を正当化する意図を感じてしまう。
また、出演した子供達は精神的に大丈夫なのだろうか。自分ならトラウマになりそう。
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