夫と妻と猫の家族、妻が二人を看取るドキュメンタリー。見逃していた去年の公開作を旅先の劇場で観賞。
途中から、天祖神社とか関東中央病院とか世田谷線とか、自宅生活圏の風景が出てきてびっくり。ご近所にこんな方達が住んでいたのか。
そんな興味を惹かれつつも、中盤の夫婦の過去を描くパートはちょっと退屈。意外と奥さんは腹に一物抱えているんだなということが分かってきて、夫の最後の日々に戻るあたりからまた俄然良くなる。
近年相次いて両親を看取ったが、あと20年もしたら (ひょっとしたらもっと短いかも知れない) お互いを看取る時が来るんだよなぁ、と最後はしみじみ。ただ、思ったよりスケールの小さい話だったのが作品としては残念。