Jellyfishさんの映画レビュー・感想・評価

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アンデッド/愛しき者の不在(2024年製作の映画)

2.5

最愛の人がゾンビとなって戻ってきたらというノルウェー映画。

睡眠不足気味なのと、導入が (というか終始) すごく地味なのとで、冒頭30分くらいほぼ寝てしまった。
でもまぁ、ゾンビはゾンビって結論に変
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ラストホール(2023年製作の映画)

3.0

ある女性が、死んだ父親への想いに整理をつける旅に出るロードムービー。71分という中途半端な長さの、秋葉美希 初監督 (兼主演) 作品。

「平和堂」というセリフからここは滋賀かな、だとするとこの水辺は
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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

3.0

トランプと、彼に成功への3つのルールを伝授した敏腕弁護士 ロイ・コーン。二人の師弟関係とその変化を描く「伝記的」映画。
監督はイラン系デンマーク人 アリ・アッバシ。

1970〜80年代のNYの風景と
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Retake リテイク(2023年製作の映画)

3.0

夏休みの学生が映画制作に取り組むという、あまたの初監督作品でこすられてきたであろうモチーフの新たな変奏曲。

『Retake』というタイトルが秀逸。

映画制作という共同作業の中で変質していく仲間との
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

3.5

かつての自由な香港への強烈な郷愁と、超絶アクション・バトルの融合。

セットとCGを駆使して再現した九龍城砦も、延々続いても飽きのこないアクションも見事。氣功最強か。

エンドロールを見ると、傷ついて
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その街のこども 劇場版(2010年製作の映画)

5.0

阪神淡路大震災15周年記念作として、2010年に放送されたNHKドラマの再編集劇場版。TV 放送も含めてようやく初観賞。

ふとしたきっかけで道連れになった男女の、1月16日から17日にかけての一夜の
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(2025年製作の映画)

5.0

筒井康隆 の同名小説を 吉田大八 監督が映画化。原作は未読。

これは面白い。

ハード寄りのモノクロ映像。冒頭の、朝日が差し込む寝室のシーンから傑作の予感。
夢にうなされた後のような目覚めで始まる毎
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トラブル・ガール(2023年製作の映画)

3.0

台湾の進学校を舞台に描く、多動症の少女とその母親、教師の3人の物語。

親になりきれない母親、一見優しいようで果たしてそれが正しいやり方なのか疑問を感じさせる教師の振る舞い、スポイルされた子供。

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ストップモーション(2023年製作の映画)

2.5

ストップモーション・アニメ作家の悪夢を描くイギリス製ホラー。

空っぽなクリエイターとストップモーション・アニメというモチーフの掛け合わせが面白い。アニメーション世界と現実との境界が溶けていく展開も悪
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エマニュエル(2024年製作の映画)

3.0

『エマニュエル夫人』(1974) の現代版なのか? 旧作はTVで見たかすかな記憶のみだが、本作は全く別ものという印象。

香港のラグジュアリー・ホテルの内幕を舞台にした文芸ソフト・ポルノにして、Net
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いもうとの時間(2024年製作の映画)

2.5

1961年に起きた殺人事件についての、63年にわたる再審請求の記録。東海テレビドキュメンタリー劇場の最新作。

タイトルが秀逸。
獄中死した死刑囚に代わって再審請求ができるのは直系の親族のみ。本作は、
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Welcome Back(2024年製作の映画)

5.0

テルとベン、社会不適合な二人の「兄弟」の成長の物語。監督・脚本 川島直人 は、7年ぶりの長編2作目。

ボクシング映画にしてロードムービー。

冒頭からカラ回り気味のトッポいセリフにヤレヤレと思いなが
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MR. JIMMY ミスター・ジミー レッドツェッペリンに全てを捧げた男(2023年製作の映画)

3.0

自らを「ジミー・ペイジ演奏家」と呼ぶ ジミー桜井 氏のドキュメンタリー映画。

初めて聞く名前だが、その筋ではきっと有名な方なのだろう。
中高生洋楽ファンとしてZepは人並みに聞いていたし、アルバムも
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菊豆(チュイトウ)(1990年製作の映画)

4.0

田舎の薄情な主人に買われて妻となった女 菊豆。彼女と一家の数奇な運命を描く、チャン・イーモウの第2長編を、初期3作の最後に劇場観賞。

ストーリーは「オイディプス王」の変奏曲であると同時に、もちろん旧
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パリ、テキサス 4K レストア版(1984年製作の映画)

3.0

先月のモハーヴェ砂漠のバグダッドから、一月はテキサス州のパリへ。
ヴィム・ヴェンダース 監督、1985公開作の4Kレストア版を劇場で初観賞。

傑作ロードムービーという評判に期待値を上げすぎたかも。
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紅いコーリャン(1987年製作の映画)

2.5

チャン・イーモウ 監督の長編第一作。

荒削りでアナーキーすぎて、今観るにはちょっと辛い。
あと意外と「紅」くはない。
紅より、風にたなびくコーリャンが印象的。

紅夢(1991年製作の映画)

4.0

正妻と妾三人、大邸宅を舞台にした女四人の一年に渡る泥試合の物語。
監督は チャン・イーモウ。後に『初恋がきた道』を撮る監督の初期作品を劇場で観賞。

これはいつ頃の話なのだろう。劇中ゼンマイ式の蓄音機
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ブラックバード、ブラックベリー、私は私。/ブラックバード、ブラックバード、ブラックベリー(2023年製作の映画)

3.0

青天の霹靂で始まり青天の霹靂で終わる、48歳の太り肉女性 エテロ の物語。
原作のフェミニズム小説があるらしい。

兄にも父にも、村の女性たちにも疎まれ、それでも日々の愉しみを持ち、街では意外な表情を
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ぼくらのふしだら(2024年製作の映画)

2.5

2025年の新作一本目。
74分とコンパクトな、コミック原作のエロティック・ホラー。

オチは悪くないが、何より「ふしだら」成分が薄すぎて期待はずれ。そもそもR指定無し (PG12) だから期待する方
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ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

4.0

暴力団対策法ならびに暴力団排除条例施行後の、ヤクザの日々を記録したドキュメンタリー。2016年公開作を、ポレポレ東中野「東海テレビのお正月2025」で初観賞。

礼金無し、ビデオの事前チェック無し、モ
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チョコレートな人々(2022年製作の映画)

4.0

障害者の労働環境改善に尽力するチョコレート屋さんのドキュメンタリー映画。やはり、ポレポレ東中野「東海テレビのお正月2025」で初観賞。

オーナー、夏目氏の前向きな姿と打たれ強さに刮目。
パン屋として
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

3.0

2025年一本目の劇場観賞。市井の建築家・都市計画家、津端氏夫婦の晩年を追ったドキュメンタリー映画。
2017年公開作を、ポレポレ東中野「東海テレビのお正月2025」で初観賞。

1970年代、愛知の
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.0

事件の真犯人 (ただし過失) が陪審員に選ばれてしまったらという話。これはネタバレではなく、物語の冒頭で明かされる設定。さて彼はどうするか?と言うのが本作のテーマ。
最後のクリント・イーストウッド映画
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イベリン 彼が生きた証(2024年製作の映画)

4.0

デュシェンヌ型筋ジストロフィーを発症し、若くして亡くなった男性のゲーム内 "Second Life" についてのドキュメンタリー。「イベリン」は彼のアバター名。
ノルウェー製作の Netflix 配信
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夏の庭 The Friends 4Kリマスター版(1994年製作の映画)

3.0

メガネ、セキトリ、ヤマキ、3人の少年たちが死に向き合う一夏の物語。
やはり 相米慎二 監督、1994年の作品を4Kリマスターでリバイバル上映。原作小説は、長らく積ん読のまま結局読んだことがない。持って
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お引越し 4Kリマスター版(1993年製作の映画)

3.0

小学生の女の子が、離婚する両親への気持ちに整理をつけるまでの一夏の物語。
相米慎二 監督、1993年の作品を4Kリマスターでリバイバル上映。

梅雨の時期の水無月から始まり、祇園祭、五山の送り火、盂蘭
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ニッポンの、みせものやさん(2012年製作の映画)

3.0

日本で最後の見世物小屋といわれる「大寅興行社」とその仲間たちを記録したドキュメンタリー映画。2012公開作ながら、毎年末リバイバル上映されているらしい。

流石にもう、かつて「カタワ」や「因果もの」と
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トレンケ・ラウケン Part2(2022年製作の映画)

5.0

アルゼンチンはブエノスアイレス郊外の街 トレンケ・ラウケン (「丸い池」という意味らしい)。そこで失踪した女性ラウラの謎を追う、パート1、パート2、各2時間強の、衒学的でスリップストリームな物語。>>続きを読む

トレンケ・ラウケン Part1(2022年製作の映画)

5.0

アルゼンチンはブエノスアイレス郊外の街 トレンケ・ラウケン (「丸い池」という意味らしい)。そこで失踪した女性ラウラの謎を追う、パート1、パート2、各2時間強の、衒学的でスリップストリームな物語。>>続きを読む

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

3.0

カナダの片田舎を舞台に描く、非モテ・映画オタク・男子高校生 ローレンスの痛々しい物語。

カナダの女性監督の作品というのが面白い。
携帯電話的なものが一切登場しないので90年代半ばの話かと思って観てい
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シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録(2007年製作の映画)

4.0

唐十郎と唐組劇団員たちの2006年11月から半年間、ある舞台の脚本作りから初演までを記録したドキュメンタリー映画。
年末のポレポレ東中野で 唐十郎 追悼上映。

観劇にハマったことは一度もない (大好
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Apple Original Films『ウルフズ』(2024年製作の映画)

3.0

ジョージ・クルーニー & ブラピ。
雪のちらつくNYで、二人のプロフェッショナルが右往左往する一夜の物語。今年日本での上映が見送られた作品を Apple TV+ で観賞。

老眼イケオジ2人の絡みが可
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型破りな教室(2023年製作の映画)

3.0

『大きな家』『小学校 それは小さな社会』と、期せずしてこの時期に集中した、子供の教育や成長がテーマの一連の作品の、多分最後の一本。
先の2本はドキュメンタリーだったが、本作は実話に基づく劇映画。

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ミュージック(2023年製作の映画)

2.5

『オイディプス王』をモチーフにしたらしい、親に捨てられた男が音楽を糧に生き続ける物語。監督は アンゲラ・シャーネレク。

冒頭からほぼ動きの無い長回しが続き、この先耐えられるかなと観ていて心配になる。
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小学校~それは小さな社会~(2023年製作の映画)

5.0

世田谷のとある小学校のコロナ下の1年間を記録した、ノーナレーションのドキュメンタリー映画。英題は "The Making of a Japanese"。つまりそういうこと。

まず、撮影に協力された小
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春をかさねて(2019年製作の映画)

2.5

3.11 で兄弟姉妹を失った者達の、静かな悲しみの表出。『春をかさねて』と『あなたの瞳に話せたら』 の2篇の中短編の併映。

『春を〜』は、当事者キャスティングながら、セリフも演出もある劇映画。『あな
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