恥ずかしながら、元となった実話については全く知らない状態で観賞。舞台となる赤羽界隈にも特に思い入れは無い。
観ている間はずっと心の寄せ処が見つからない映画。
観終わってしばらくしてから、感情や涙が追いかけてくる映画。
もう忘れかけているあの日々を思い返すための映画。
終盤、見上げた窓をかすめるあの光景。当時、無邪気に動画とか撮ってSNSにアップしてたけど、あれが今更、こんな意味を持って胸に迫ってくるとは。
最後、野郎2人がピーピー泣くのは (あのシーン、佐藤二朗 のたっての要望だったとか) 少し興醒めだけど、それもちゃんと最後の最後でリセットしてくれる。
『ビジランテ』くらいしか観ていないけど、入江悠 ってこんなすごい監督だったっけ？
河合優実 の新たな代表作にして、今年ベスト級の傑作。
