指の小指

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊の指の小指のレビュー・感想・評価

4.0
ケネス・ブラナー監督・主演のシリーズ三作目。1947年のハロウィンで賑わうベネチアが舞台。引退宣言をしたポアロは旧友オリヴァに招かれ、降霊会が行われるという屋敷を訪れるが、そこで不可解な殺人が起こるー。

思った以上にホラーな序盤。コンパクトでありつつも、前二作とは違う緊張感をもたせて運ぶ展開は嬉しい誤算。

監督の半自伝的作品「ベルファスト」で自身の分身バディと父親を演じたジュード・ヒル、ジェイミー・ドーナンがまた親子で登場したのは何だか嬉しかった。フェリエ医師や助手のデズデモーナ姉弟の過去にも戦争で変化を余儀なくされた者達という共通点。

急にアップルボビングしたくなるポアロ🍎レオポルドにお金の使い道を提案するポアロ💶彼の人となりの部分はこれからもっと掘り下げて欲しいなぁ。

観終わってふと、あの時打たれたタイプライターの“M”が誰を指していたのか、あれだけはトリックではなかったと思うとゾワッ😱

“Listening〜”

☕️
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