このレビューはネタバレを含みます
危ない！またポスターのせいで面白い映画を見逃すとこだった。ダサいホラー映画のポスターじゃないんだから…。しかも絶対山田涼介映画であんな顔一回もしてないし。
一言で言うのが難しい映画だ。まだ良く飲み込めないところが多い。明らかに近年の東映映画らしさはあった。ヤクザものだし、キャラは過剰な演技(カスカス声の男)をするし、だからこそシュールな瞬間もあるし、でも、銃撃戦はかっこよくて(音がマジでいい！)、バイオレンスもよく(スピリタスで顔を燃やすとこ)、異常で魅力的な世界を構築できている。
そこに、監督の演出なのか大胆でオシャレなショットが随所に入ってきて、ノリは東映的なのにそれになりすぎない。ちょっと品のある映画になっている。
ただ、大阪を舞台にすることは重要だったとは思うが、ただでさえ専門用語が多く、セリフも過剰な上に関西弁が入るともうセリフの理解が追いつかない。まあ、セリフを理解できなくても十分楽しめるんだけど…。
映画としては、近年の東映で良かった『初恋』、『シン・仮面ライダー』ほど突き抜けてはなかったという印象。
でも、最近の東映のバイオレンス路線ほんと面白いの多いので、まだまだ作って欲しい！
