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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男のoのレビュー・感想・評価

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自分のようなライトなタラちゃんファンでも十分たのしめるドキュメンタリーでよかった。むしろけっこうなファンだとそこまで目新しい情報がなくて物足りないかも。
避けて通れないのはユマ・サーマンの運転事故とワインスタインの件で、この扱いについては賛否が分かれるかもしれないと思った。ユマの事故について、この映画では彼女もスタントではなく運転に乗り気だったように流しているけど、彼女はタラに「運転させられた」とも語っており、この点は両者の見解の相違を物語っていると感じた。
また、ワインスタインによる性暴力について、タラがいつから気づいていて、どの程度把握していて、見過ごしてきたのか、という点についてはあえて深追いしていないように感じた。
この2点から、映画ではタラに対し好意的立場から捉えているため、光と影のネガティブな面は甘めになってると思う。
とはいえ、タラちゃん映画のエッセンスを感じさせる内容にはなってる。常連俳優がとてもたのしそうに語る姿はそれだけでも見ててたのしくなるもので、ティム・ロスやゾーイ・ベル、サミュエルの語りが救いでもある。

https://rockinon.com/blog/nakamura/172917
https://www.vogue.co.jp/celebrity/news/2018-02/07/uma-thurman
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