ブラムハウス製作のホラー映画ですが
色合いとしては原作ゲームのファンムービーとして捉えたほうがしっくりすると思います
おそらくですが
原作のゲームにどれぐらい触れているかで評価が変わりそうな作品
たぶんマリオの映画と同じ感覚です
ゲームをアトラクションにしたような映画
私はゲームは未経験で概要も分からず鑑賞
(すぐに観れる映画がこれだけだったので)
ゲームの大枠の設定は以下です
夜間警備員として5日間午前12時から6時まで電力システムに気をつけながら
ライト・監視カメラ・扉を駆使してマスコットキャラの機械人形の襲撃から生き残る
正直この設定だけでも頭に入れて鑑賞すれば良かった…
機械人形の秘密とか児童失踪とかもゲームのファンには馴染みのある要素なんだとか
そこらへんの要素がカバーされてるので
原作のゲームファンにはウォークスルーアトラクションのような実写で再現された舞台やキャラクターと物語の肉付けも嬉しい展開だと思います
公式が原作ファンに楽しんでもらうことを最優先したと言っているのでこれで正解なんです
…正解なんです、うん
先に述べた通り
最低限の前提知識を入れておくべき
入れておいたほうが早い立ち上がりで作品を満喫できると思います
この映画
原作から追加している要素がとにかく無駄に複雑
まず主人公マイク
幼い頃に目の前で弟を誘拐されたマイクは、職もなく叔母に妹の親権を奪われそうで深夜警備の仕事を始める…となんかごちゃごちゃ
さらに夢に潜って弟の誘拐の真相を探るとかヘンテコな行動
はい、設定が渋滞してます
この設定を抑えながらさらに肝心のゲームの設定も把握しようとすると初見さんにはかなりしんどい
どこが主軸なのかピントが合うまで1時間ほど要します
不気味で愛らしいマスコットキャラは魅力的ですし
ティーン向けホラーのお約束展開なので安定のフォーマットです
一捻りはあるけどよくあるホラー作品
ホラー演出は控えめなので
低年齢層向けにチューニングされている印象
そして最後は無事に終わったようで
肝心なところは何も解決してないので
おそらくそれらは次回作への申し送り事項です
マイクは警備の仕事もせずほぼ寝てるだけなので緊迫感も無いです
あんな勤務態度じゃ定職に就けるわけがない
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▼劇場
チネチッタ
CINE11
▼作品名
ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 字幕
▼日時
2024/2/10(土)
17:40~19:35
▼座席番号
F-21