ウォーター

スパニッシュ・アパートメントのウォーターのレビュー・感想・評価

3.7
この映画が作られた頃のヨーロッパの人種や言語の違いへの混乱とかが1人のフランス人留学生を通して描かれてる

スペインに留学する事を決めたグザヴィエは、自分の知らない言語や人種や文化との境界をうまく越える事に長けていて、そのグザヴィエと自分の知らない世界に消極的なフランス人のソフィが対照的に描かれていて、その頃の移民問題で揺れるフランスならではの描き方が見られたと思う
グザヴィエが、スペインで住むことに決めたアパートでは色々な国の留学生たちが一緒にシェアをしていて、いろいろな文化や性格が交わって生活していた
その中で、国民性なのか個人的な性格なのかを考えさせるような場面も多くあった
またシェアハウスでは国の違いだけでなく、レズビアンの友達もいて、そういった考えの違いもグザヴィエが学んでいく姿が印象的だった
国は違えど、性の考え方が違えど、仲間思いなのは同じで最高だった!
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