このレビューはネタバレを含みます
素晴らしい、久々に良質なSFを見れた。
『ブレードランナー』の世界観をベースにした親子愛ミックス版『スターウォーズ 新たなる希望』。
ストーリーはベタではあるがしっかり描いてるから感動できるし、なによりビジュアルセンスが良すぎた。
勿論『スターウォーズ 新たなる希望』がコンセプトとして取り入れてはいるが、本当の現実世界の田舎×SF、宗教×SFと見た事ないパターンの組み合わせが多く、しかもそのビジュアル的センスも抜群で本当に良かった。
追記:時間経って考えましたがやっぱり良かったなと思うし、戦争映画として優れていて怖かったなという感想です。
AIの進化が他のSFに比べ少し抑えめ=私たちの今の技術の地続き感があったから、自爆ロボや死後にロボットに転送するのとかもかなり現実味があり、そういう場面を所謂エンタメ的に「こんなのカッコよくね!!」的ではなくカラッと撮ってるのでより暴力性や恐怖感が強調されてて、見てる時は「もっと盛り上がりてぇよ...」と思ってましたが今思い返すとかなり優れたシーンだったなと。
AIの宗教、崇拝も良かった。
確かにAIは製造物、という事は崇拝の対象は自ずと人間になり、人間の偶像崇拝と違い実体を持った人間が崇拝の対象になるよなと考えさせられる。