ザ・クリエイター／創造者の田面のネタバレレビュー・内容・結末

AIの少女を巡る物語。劇中の世界はAI否定派のアメリカとAI共存派のニューアジア。

潜入した先で出会う女性と恋に落ちるとか、夜景の街並みが「ブレードランナー」っぽいとか、倒すべき最終兵器が少女だったり、AIに感情はあるのか等々、どこかで見たような設定と画。
アメリカはニューアジアと戦争をしている筈なのにニューアジア側の戦力は軍隊っぽくない。せいぜいレジスタンスレベル。
ニューアジア側の体制であったり背景などは尺の関係上なのか殆ど描かれていない。もっと劇中の世界を知りたかった。もしそれが出来ていたら印象は違ったものになっていたかもしれない。

一番不思議だったのは折角捕まえた兵器の破壊をジョシュアに命令した事。いくら少女の姿をしているとはいえ、その場で破壊しておけばあのような結末にはならなかったのに。
結末はともかくAIを否定し、AIを走る自爆兵器として使っているのに何故？　凄くちぐはぐな印象を受けた。

おそらく日本の都市だと思うのだけれど、電光掲示板に「オリックス対ソフトバンク」の速報の文字が流れていたのが見えた。