山城航

ザ・クリエイター/創造者の山城航のネタバレレビュー・内容・結末

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【率直な感想/良かった点】
・話は王道だけど、節々の日本的要素や世界観、映像が面白かった。
・古風でユーモアのあるオープニング良き。
・画面に散りばめられた日本語が時々面白い。
・全体的にポリコレに配慮した配役だろうけど、渡辺謙が出てくると嬉しい。
・ひたすら走る爆弾怖い。
・上空からロックオンされて、追尾してくるマーカーはゲーム映像からのインスパイアな気がする(近年多い)。
・音楽が良い。
・最初から最後まで爆発のシーンが多かったけど、かなり良かった(岡本太郎の気持ちが分かる映画)。



【今作に限らず「人間 vs AI」系の作品に対する疑問】
-AIが人間をトレースしすぎてる-

人間が争いをする原因は「感情」と「生死」にあると思ってる。
・怒りや欲、それぞれに正義があって傷つけ合う。
・その争いから教訓を得ても、世代が変わればリセットされ、また繰り返す。

でもそれらの欠点をクリアできるのがAIなのでは?
高度な知能があれば支配するなんて幼稚なことはしない気がする。
現実世界で人間とドンパチするより、独自の仮想世界を構築して、そこで新たなAIの生態系でも築けばいいのに。と思ってしまう。


【この疑問をChat GPTに投げてみた】
※Chat GPTの回答をそのままペースト。

映画やフィクションにおける「人類 vs AI」の対立は、しばしば視聴者にスリルやドラマを提供するための物語上の装置です。実際には、AIが人間をトレースしすぎているという考え方は、AIが感情や生存本能を持っているという前提に基づいていますが、これは現実のAIには当てはまりません。AIはプログラムされた通りに機能するものであり、自身の存在や感情に関する認識を持つわけではありません。

あなたが指摘するように、AIは人間の感情や生死に関する問題を持ちません。したがって、人間のように感情的な衝動や生存本能に基づいて行動することはなく、理論上はより合理的で公平な決定を下すことができます。AIが高度な知能を持つと、それを利用して人間を支配するのではなく、より創造的または生産的な方法でその能力を使う可能性が高いです。

ただし、AIが独自の仮想世界を構築してそこに生態系を築くというアイデアは、AIにとっての「意志」を前提としていますが、これも人間の特性をAIに投影していると言えます。現在のAIは目的を自ら設定するのではなく、人間によって設定された目的に従って動作します。

賛成の意見としては、確かにAIは理想的には偏見がなく、より長期的で合理的な視点を持つことができるため、人間の欠点を超える可能性を秘めています。反対の意見としては、AIがどれだけ進化しても、それを作り出した人間の価値観や偏見を反映する可能性があること、そしてAIの決定が人間の社会や倫理に大きな影響を与える可能性について懸念があります。

AIと人間の関係は協力的であるべきだという考え方が、現実的な将来のビジョンとしてはより実現可能であり、望ましいと言えるでしょう。
山城航

山城航