キュラソー

ザ・クリエイター/創造者のキュラソーのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公が潜入先で愛してしまった女性と再会するために二重スパイのような立ち回りをするというどこかで見たことあるようなお話に、AIという今日的な問題を塗した典型的なアメリカ映画でそれなりに面白く見られるのだが、ロボットや兵器の造型は凝っていても、出てくる役者への演出がいまひとつで盛り上がりきれない。特に、殆どが登場人物の会話や主人公の回想に付随するような形で登場するマヤの存在感が希薄すぎて、最後の歪な形での再会が、頭では「感動的だな〜」と思いつつもイメージとしては全くこちらに迫ってこない。

ディエンダンでの戦闘で、渡辺謙が敵の背中に撃ち込んだ時限爆弾をアルフィーが自身の能力で一旦停止させ、敵も意図が掴めずに戸惑う中、ジョン・デヴィッド・ワシントンが物陰に隠れたらアッサリ炸裂させるまでのスピード感は結構好きだった。
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