Fumi

ザ・クリエイター/創造者のFumiのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
4.1
ジョン・デヴィッド・ワシントン×SFアクションの親和性は『TENET』で証明されているのでそこの満足感は十二分に堪能しつつ、個人的にはやや気になるところもある惜しい作品。

世界観や根底のテーマは往年の名作SF映画と大差がなく、父と少女のロードムービーとしてもドラマ描写が希薄な為、クライマックスにかけて感情が乗り切らない。オリジナル脚本であるからこそ、そこが勿体無いと感じてしまう。
とはいえアジアの田園風景とSFの融合は見事だし、50万円程の小型カメラで撮影したというのは衝撃。そこら辺は撮影監督グレイグ・フレイザーの手腕なのかな。
ギャレス・エドワーズ監督はこれからのSF映画を牽引していく監督の一人であることは間違いないので、次作に期待したい。
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