設定、展開に既視感を感じてしまい、読めてしまったのは否めない。
が、逆に言えばそれぞれとても作り込まれているから、わかっていても楽しめる作品ではあった。
シンプルなAI vs人間のSFと父と子のロードムービー感が相まってよかった。
AIロボットと人間が同じだ。という論争は
本来の使い方や意味と合っているかはわからないけど、『テセウスの船』で考えると少し納得いく気がした。
我々人間が人間だと認識するに足らしめている要素はなにか?
主人公は腕が義手だったけど、彼はロボットではないのか?
では、身体を少しずつロボットにしていった場合何%でロボットになると感じるのか?
パラドックスだぁ!