【違う国の住民達】
原作未読。
ああ、良い。空気感がずっと好き。
言葉を紡いでいく感覚をとても大切にしている作品なんだな。刺さる言葉がいくつも出てきた。
ガッキーと夏帆、朝役の憩(いこい)ちゃんの3人のシーン好きすぎる。何でもないシーンの筈なのに何だか泣けてきた。やっぱりこの世代の俳優が好き。
槙生ちゃんの一定の距離を取ろうとするスタンスはドライなようでいて優しさを感じる。
「あなたと私は別の人間だから」
「あなたの感情はあなただけのもの」
不器用で繊細で悪く言えば面倒くさい。
なってみると大人なんて案外そんなものだ。
大人の代表『お母さん』というフィルターを無くした朝が外の世界と触れ合い始め、15歳の少女の中の『大人』という概念が拡張していく。別の存在に戸惑いつつも少しずつ受け入れていく様を観て、自分はどうだっただろう?と考える。
今でも時折襲ってくる"ぽつーん"の怖さ。
自分はちゃんと大人に変身できたのだろうか。
余韻に浸りながら原作を買いました。
一言一言大切に読んでいこうと思います。
今の私には必要な作品でした。ありがとう。
アニメも楽しみだな。