きっちゃん

違国日記のきっちゃんのレビュー・感想・評価

違国日記(2023年製作の映画)
4.0
国内線往復で観ました。
心地良い、自己肯定感の上がる映画でした。
考えれば中学生の頃、親か先生以外の大人の知り合いなんていないのが普通で、更に学校という狭いコミュニティしかほぼ知らないと考えると、自分と違うことに出くわすと何で違うの?と思ってしまうもの。
朝もみんなと同じように生活してたのに、ある日親を亡くした『みんなとは違う存在』になってしまった不安が急に押し寄せる。
でも結婚してない母の姉とか、友達の好みとか、自分の中の普通?じゃない人との関わり合いでまた世界が広がったんじゃないかなぁと観ていて思いました。
みんなと同じじゃなくても良いし、違うことを全部受け止めなくても良い。
2人の生活をずっと観ていたい気分になりました。