もりぞー

インプランテッド AI暴走のもりぞーのレビュー・感想・評価

インプランテッド AI暴走(2021年製作の映画)
1.0
2024.12

コロナ禍で大変な目に遭った人類を救うべく、とある大企業が「AIを体内に埋めこんで健康管理してもらえばいいんじゃね!?」的な計画をスタート。治験患者は大金目当てに集まった生活困窮者。ところがどっこい!患者に埋め込まれたAIが暴走!?えー!どうなっちゃうのぉー!

が、あらすじだと思う。
ぶっちゃけあんまし覚えてない。
カラダに埋め込んだAI(ちっちゃいチップみたいなん)に支配されちゃう系で面白かった、リー・ワネル作の
【アップグレード】を何世代も前のにダウングレードさせた感じ…残念だったな。

埋め込まれたAIが女主人公に一体何をしてくれるのかと思えば、ただ生活に干渉してくるだけ。あれを食え、これは食うな。イライラしちゃダメよ、とか。イライラしちゃダメよなんて精神論だよね?
【メタルマン】の博士はまだマシだったよ。
彼なら「イライラと言う言葉は無いと唱えろ」と科学的アプローチで解決してくれたからね。偉大だ。

逸れたけど、なんかこう神経系を刺激したりして、体内から人間を守ってくれるんだ!なんて勝手に思っちゃってたけど、そういうのは出来ないんだな〜って思ったら急に、孫悟空の頭の輪っかみたいに頭を締め付けるんよ。やっぱ干渉してきた!
言う事聞かないとこうするわよ!って。
親や警察に電話したらお仕置きよ!って。
話の通じないAI程怖いものは無いね。
しかもこのお仕置きがワンパンで毎回頭を締め付けられるだけだから本当に哀れな孫悟空に見えてくる。

って思ってたらこれまた唐突にAIは主人公の五感へ入り込み砂漠の幻覚を見せる。正直ここで「おっ!」ってなった。いよいよAIも本気出してきたなと。

なのにラストはこのAIの本気を活かしきれてない感じで勿体無い。
…と締めたかったけど、本気出したAIに抗った主人公の末路。だったとしたら面白いかも。

いやいやいや待て待て待て。面白くは、ないのだよ。面白くはない。目を覚ませ俺。
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