まめだいふく

ディフェンスレス 密会のまめだいふくのレビュー・感想・評価

ディフェンスレス 密会(1991年製作の映画)
3.0
 完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
 これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

 とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

 さて、今回鑑賞した作品は……
 『ディフェンスレス/密会』 LDで鑑賞。
 1991年 アメリカ  サスペンス   先客無し

 ポルノ映画制作専門会社ブルースクリーンプロ。まだ未成年の娘が映画に出演したことに激怒したとある両親が、撮影現場として倉庫を貸し出した実業家スティーブンを訴える。スティーブンを弁護するのは若手で有能な女性弁護士T・K。彼女は依頼人のスティーブン(既婚者)と親密な関係も築いていた。
 ある日、証人として召喚予定の映画監督ジャック・ハマーに会いに行くが、彼はポルノ映画に出演した少女の父親ボーデックに襲われ、負傷しながらも逃亡し、行方をくらませていた。
 新たな証人を探す羽目になったT・K。そんな折、かつてのルームメイトだったエリーと20年ぶりの再会を果たす。久々の再開に会話が弾む二人だったが、エリーの夫があのスティーブンだということが分かり、T・Kはあからさまに動揺する。
 友人の夫であり依頼人であり愛人であるスティーブンとの今後をどうすべきか悩んでいた矢先、スティーブンが惨殺されるという事件が起こる。事件の担当であるビューテル警部はT・Kが事件のカギを握っていると確信し、彼女に執拗につきまとうのだった。

 物語の肝は、誰がスティーブンを殺したか? という一点。ポルノ映画監督を襲撃したボーデック(彼はさらにポルノ映画で主演した男優も襲っている)なのか、それとも犯人は別にいるのか。
 次々と知りたくもない真実が明るみになっていき、事態は予想だにせず複雑化していく。
 全体的に地味な印象だけど、サスペンスとしてはそこそこ楽しめた。
 主人公のT・K(シルマ・T・キャットウラー)は有能な弁護士ということになっているけれど、公私混同しちゃう時点で有能じゃない気がるのだが。
 あと、サム・シェパードが渋い。
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