ディー

パッチギ!のディーのレビュー・感想・評価

パッチギ!(2004年製作の映画)
4.0
朝鮮学校の友達がいるんだけど、彼らは普通に日本人と同じように生活し、仲良くやっている。
過去の人間が犯した過ちを知り、忘れないことは大切な事であるのは分かっているのだけれど、それが原因でお互いを恨んだり深い溝を生んでしまう事は悲しいこと。

この映画の時代が戦後20年の頃の日本であり、在日朝鮮人による反日の思想も強くあったことは歴史上の史実からしても想像に容易く、溝は出来ていく。
そこで、劇中で溝を埋めた方法は、恋と友情であった。
お互いの国、個人のアイデンティティや歴史を尊重し、どの国の人としてではなく、まず一人の人間として接する事で、お互いに仲良くなれると、経験からそう思う。
国で分ける以前に、皆同じ人間なのだから。

「俺、本当は喧嘩が嫌いなんだ」というシーン。
争いが好きな人間もいるのだろうが、そんな人間ばかりでもない。
時代が思想や文化を創り、劇中の様な悲しい事件を引き起こしてしまった。

とかなんとか色々と考えながら映画を見てしまった。
映画作りの面で、時代背景に合ってない場面が出てきたりして、オイ!って思ってしまったり 笑
何かと物が真新しいとなんとなく違和感がある。
映像にフィルタかければ良いって話じゃない。

真木よう子が美人すぎ。

悲しくてやりきれないの名曲っぷり。
ディー

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